景観および広告規制やVI(ビジュアルアイデンティティ)の管理について

2018年04月09日

日々の営業先や休日の旅先で、店舗のサイン・野立看板を見かけると色々と考えることがあります。意匠デザインの構成や照明など参考にしようと思う素晴らしい広告もあれば、色・書体・ロゴの管理もずさんで景観も損ねており、なかには業種の広告ルールを知らないのではと驚くこともあります。広告に携わる立場からそのようなデメリットしかない広告が少なくなればと思い記載させていただきます。
 まずは色・書体・ロゴなどVI(ビジュアルアイデンティティ)の管理について。広告制作において非常に重要な要素で、これを曖昧にすると広告媒体から発信したイメージがターゲットの中で店舗(企業)と繋がらないなど、せっかくの広告効果が大きく下がることになります。(このVIの作成自体は手間暇もかかり費用の点からも敬遠されるお客様がいらっしゃることも確かです。そのような場合は当社の営業担当とデザイナー間で顧客情報の一部としてデザインデータの作成・管理を行い、お客様の広告展開のお手伝いをさせていただきます。)
 地域や特定の業種など広告規制について。ビル壁面・屋上のサインや野立看板だけでなく、店舗の敷地内などの表示についても屋外であれば規制の対象となることがあります。地域によっては景観保護の点から使用できない色があったり、彩度などの制限、表記してはいけない文言などがあります。これらを無視して掲出した場合、行政からの指導により広告の撤去や罰則の対象となることもあります。地域の調和を乱すだけではなく、店舗(企業)のマイナスイメージともなり、せっかくの広告が大きなデメリットを生じることにもなりかねない重要な事項です。
これらを意識しながら広告のプロフェッショナルとしてお客様の要望に可能な限り応えてまいります。それがお客様への一助になれば幸いです。